昨年のサービス部門生産量は前年比10.9%増加、過去最高の伸び率を記録(2022年2月10日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス生産量調査(PMS)の発表によると、2021年のサービス部門生産量(生産性指標)は、前年比10.9%と二桁台の増加を記録、統計を取り始めた2010年からでは、対前年比の伸び率は過去最高を更新している。

また昨年12月のサービス部門生産量は前月比1.4%増加、昨年1年間のサービス部門生産量の10.9%増加は、COVID-19パンデミックの影響を受けてマイナス7.8%を記録した2020年の損出を補っている。

ヴァロールデーター社の29社のコンサルタント会社並びに金融機関対象の調査では、昨年12月のサービス部門生産量の平均予想は0.9%増加、最低予想はマイナス1.0%、最高予想は1.8%増加であった。

ヴァロールデーター社による15社のコンサルタント会社並びに金融機関対象の調査では、昨年のサービス部門生産量の平均予想は10.7%増加で僅かに下回っていた。

昨年12月末のサービス部門生産量レベルは、COVID-19パンデミック前の2020年2月の水準を6.6%上回っており、2015年8月の以降では最高の水準に達している。

昨年の調査対象の5部門のサービス部門生産量レベルは、全ての部門で前年を上回っており、また調査対象の166の小セクターの74.1%は増加を記録している。

昨年の5部門のサービス部門生産量比較では、輸送・輸送補助サービス・郵便サービス部門は前年比15.1%増加、情報・通信サービスセクターは9.4%増加、教育・研究機関などの公共サービスセクターは7.3%増加、一般家庭向けサービスセクターは18.2%増加、その他のサービスセクターは5.0%増加を記録している。

昨年12月のインフレ指数を考慮しない名目サービス部門生産量は前月比2.9%増加、前年同月比15.7%増加、昨年1年間の名目サービス部門生産量は、前年比14.1%増加している。

昨年12月の州別サービス部門生産量比較では、27州のうち19州で増加を記録、特にサンパウロ州は1.5%増加、ブラジリア連邦直轄地は9.3%増加、ミナス州も2.3%増加を記録した一方で、リオ州はマイナス1.5%を記録していた。

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