今年第2回オンライン運輸サービス部会(藤代泰輔部会長)懇談会は、2022年2月22日午前9時から10時過ぎまで17人が参加して開催。2月9日の第1回運輸サービス部会に続いて、3月7日の貿易部会共催の部会長フォーラムでの発表資料作成では、ドラフト資料を基に参加者がテーマ:「部会による2021年度下期の振り返り並びに今後の展望」について発表した。
「旅行・ホテル・航空旅客・レンタカー」、「海運」、「航空貨物」並びに「その他の物流」で発表資料紹介や詳細な内容などついて意見交換が行われた。
最後のコメントでは、ジェトロサンパウロ事務所の原宏所長は、COVID-19パンデミックで世界的に港湾業務に悪影響が及んでいるにも関わらず、ブラジル国内の海運業界の港湾業務はよく管理されている。輸入食品通関は順法ストの影響で遅延した経緯があった。今年は大統領選挙や公務員給与調整など不透明感が強いが、懇談会では業界関係者しか知り得ない貴重な話が聞けたと説明した。
平田藤義事務局長は、部会長フォーラムではビジネス障害となるブラジルコストなど進出企業が直面している貴重な話が聞けるので、多忙な大使館や総領事館関係者には、オンラインでの参加で官民合同会議に反映してほしいと要請した。また日本政府は、新型コロナウイルス感染症の水際対策として実施している外国からの新規入国制限を3月から緩和すると表明。1日あたりの入国者数の上限を、現在の3500人から5000人に引き上げ、入国が認められた外国人に求めている7日間の自主待機期間を条件付きで3日間に短縮もしくは待機免除に変更されるが、航空業界、旅行業界やホテル業界は死活問題に直面しているために、G7諸国とのワクチン接種状況の比較や統計に基づいた緩和政策導入を要請した。
参加者
藤代氏 (NX)
大胡氏 (MOL)
日根氏 (HIS)
今安氏 (JAL)
保阪氏 (ONE)
湯原氏 (NYK)
谷口氏 (IDL)
行徳氏(K-LINE)
エリカ氏(SUZUYO)
文岡氏(QUICKLY TRAVEL)
コダマ氏 (WTE)
原氏(ジェトロ)
宮本氏(ジェトロ)
吉田氏 (在サンパウロ総)
平田事務局長 (会議所事務局)
日下野総務担当 (会議所事務局)
大角編集担当 (会議所事務局)