自動車部会(秋山ロベルト部会長)懇談会は、2022年2月24日午後4時30分から5時30分まで17人が参加して開催、進行役は平林氏が務め、初めに Paulo Yoshimura新部会長並びに参加者が自己紹介を行った。
2021年の振り返り及び今後の展望では、ドラフト資料を投影して四輪(中古車・新車)・二輪の販売台数推移、月間販売推移、生産台数や輸出台数の推移、自動車価格の推移、ブランド別シェアの推移、2022年のブラジル市場・輸出・生産、上半期は半導体不足の影響、下半期の回復期待、インフレ加速による価格上昇の懸念などが挙げられた。
自動車業界の短期展望では半導体の回復のタイミング、不透明や政治経済動向、中長期展望では税制、環境規制、カーボンニュートラルと自動車の電動化の問題点などが挙げられた。
渡邉副領事は、3月10日の官民合同会議では、会議所から日本メルコスールEPAに関する発言や意見交換を予定、EPAが進んでいる韓国やカナダに劣後しないように、悩みを抱えている現地民間企業の苦痛の生の声を集約した機運作りが重要と説明した。
平田事務局長は、日メルコスールのEPA締結は古くて新しい命題であるが、メルコスールには大国意識のあるアルゼンチンとブラジルの面子の駆引きがあり、動作が非常に緩慢。EUとメルコスールはEPA政治合意もブラジルの熱帯雨林伐採などの環境問題が立ちはだかっている。敷居ゼロの大使館関係者が部会懇談会に参加して、現場の悩みの生の声を聞いて頂きたい。私が悪者になってガンガン率直に発言して先導すると強調した。
参加者はPaulo Yoshimura新部会長(ブラジルトヨタ)、秋山副部会長(ホンダサウスアメリカ)、小郷副部会長(Denso do Brasil Ltda.)、長田氏(Aishin Automotive)、広佐古氏(ブラジルトヨタ) 増岡氏(ブラジルトヨタ)、平林氏(ブラジルトヨタ)、佐々木氏(ホンダサウスアメリカ)、金丸氏(Yokohama Rubber)、木内氏(出光)、出岡氏(NGK)、原所長(ジェトロサンパウロ事務所)、中野副領事(サンパウロ総領事館)、渡邉副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、梶原アシスタント、大角編集担当