2022年1月のブラジル政府の財政プライマリーは1,018億レアルの黒字計上で月間記録更新(2022年2月25日のエスタード紙)

2022年1月のブラジル中央電力公社(Eletrobras)並びにペトロブラス石油公社を除く中銀、国庫庁並びに社会保障院(INSS)で構成される中央政府並びに州政府並びに市町村で構成される地方政府を合わせたブラジル政府の財政プライマリー収支は、1,018億レアルの黒字を計上して2001年12月に統計と取始めてからでは月間記録を更新している。

今年1月のブラジル政府の財政プライマリー収支黒字1,018億レアルは、昨年12月の1億2,300万レアルの80倍以上、昨年1月の583億7,500万レアルの黒字の1.7倍とそれぞれ大幅な黒字幅に上昇している。

2021年のブラジル政府の累積財政プライマリー収支は647億レアルの黒字を計上して、過去7年間継続していた財政プライマリー収支赤字から一転して大幅な黒字を計上、また今年1月の過去12カ月間のブラジル政府の累積財政プライマリー収支は、1,081億8,600万レアルの黒字を計上している。

ブロードキャストプロジェクションの調査では、今年1月のブラジル政府の財政プライマリー収支の最低黒字予想は525億レアル、最高予想は1,010億レアル、平均予想は820億レアル、最高予想を上回っている。

今年1月の中央政府の財政プライマリーは774億3,000万レアルの黒字計上、地方政府の財政プライマリーは199億7,700万レアルの黒字計上、地方政府の財政プライマリー収支の内訳は、州政府の財政プライマリーは182億8,300万レアルの黒字、市町村の財政プライマリーは16億9,400万レアルの黒字、地方政府公社は442万6,000レアルの黒字を計上していた。

今年1月の過去12カ月間のブラジル政府の財政プライマリー黒字1,081億8,600万レアルはGDP比1.23%に相当、しかし中央政府の財政プライマリー収支は、GDP比0.02%に相当する15億9,900万レアルの赤字を計上している。

一方、地方政府の財政プライマリーは、GDP比1.17%に相当する1,028億9,900万レアルの黒字計上、そのうち州政府の財政プライマリー収支は833億7,700万レアル、市町村は195億2,200万レアルの黒字、地方政府公社は68億8,600万レアルの黒字を計上していた。

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