2022年2月の新車販売は過去15年間で最低(2022年3月2日付けエスタード紙)

2022年2月のトラックやバスを除く新車販売は、前年同月比二桁台の24.0%減少の僅か12万700台に留まり、2月の月間販売としては、過去15年間で最低の落込みを記録している。

今年2月の新車販売が僅か12万700台に留まった要因として、昨年から継続している世界的な自動車向け半導体や電気・電子部品などの部品供給問題対応の生産調整向け新車減産に加えて、ロシアによるウクライナへの軍事進攻拡大も加わっている。

しかし今年2月の新車生産は、新車生産の製造日数が前月比3日間減少しているにも関わらず、前月比では3.0%増加を記録した一方で、前年同月比では、24.0%の大幅減少を記録している。

また今年初め2か月間の新車販売は、前年同期比26.0%減少の23万7900台に留まっている。各自動車メーカーでは半導体の部品供給不足で、製造ラインの従業員に対してレイオフ制度の導入を余儀なくされている。

今年2月のフィアット社の新車販売のマーケットシェアは、21.9%で首位を堅持、2位は昨年5か月間に亘って、半導体不足による売れ筋の新車の生産調整を余儀なくされていたGM社は14.4%と挽回している。

3位には現代自動車の11.1%、トヨタは11.0%、ワーゲン社のマーケットシェアは、昨年11月から部品不足で1勤務体制によりなくされた影響で9.7%で5位に後退したが、3月2日から2交代制勤務体制に戻っている。

今年2月のベストセラーカーは、Fiat社のStrada車で1万4,000台を販売、現代自動車のHB20車は1万1,800台で2位、シボレー社Onix車は1万1,700台、JEEP社のCompass車は9,400台、ワーゲン社のT-Cross車は8,900台で5位となっている。

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