化学品部会並びに食品部会共催の第4回部会長フォーラムは、2022年3月8日午前9時から10時まで約80人が参加して開催。司会は森谷伸晃フォーラム委員長が務めた。
化学品部会の亀岡部会長は、テーマ 2021年下期振り返りと今後の展望について、ブラジルGDP伸び率の推移、ブラジル化学品業界の売上推移、南米の自動車生産台数やフレキシブルパッケージ生産推移、穀物生産推移、輸送部門、ヘルスケア、農業、印刷、コンシューマー部門の回顧と展望について説明した。
続いて佐々木氏は、テーマ 南米の再生エネルギーのポジションと日本のカーボンニュートラル政策への貢献の考察について、南米のポリエチレン需要、電力エネルギーの動力源別の推移、グローバルGHG排出量とエネルギーからのCO2排出量、世界の総発電電力量構成、ブラジルの再生燃料を使った事業でのCO2排出の考え方、日本のカーボンニュートラル政策への貢献事例などについて説明した。
食品部会の佐々木部会長は、テーマ2021年度の振り返り並びに今後の展望について、食品部会会員企業、市場及び会員企業状況ではカテゴリー別動向及び会員企業状況、with/postコロナにおける課題では、コロナに伴う食産業へのマイナス影響、世界的なコスト上昇、ビジネスチャンスではコロナに伴う食生活の変化、新たな価値観への関心の高まり、各社の取組では、健康価値・高品質化の加速対応の付加価値化、消費者との接点の拡大によるチャネル変化への対応として、 需要変化への対応(家庭内需要増、外食産業苦戦)。Eコマース拡大、販売におけるIT活用。オンライン活用による消費者コミュニケーションの強化企業価値の向上のサステイナビリティでは、フードロス削減、プラ削減、CO2削減、地域コミュニティへの貢献など持続可能な発展への貢献について説明。食品部会はTeam Japanとして事業を通したブラジル社会・消費者への貢献を強調した。
質疑応答では化学品部会と穀物生産の相関関係。COVID-19パンデミックによるチャンネル等の構造変化について。ブランドベース食品にどのタイプの商品に対するソルーション提供などが挙げられた。