10日ペトロブラス石油公社は、ペトロブラス傘下の石油製油所のガソリン卸売価格を18.7%、ディーゼル燃料価格を24.9%、一般家庭用プロパンガス価格の16.0%の値上げを発表した。
ペトロブラスの石油派生品値上げは、海外市場での価格差がすでに50%近くあるために、国内の卸売価格の大幅な値上げを余儀なくされている。
ペトロブラスの今回の石油派生品の値上げは57日間据え置かれていたが、ロシアによるウクライナ侵攻で石油の国際コモディティ価格が高騰しているための値上げとなった。
家庭用プロパンガスの値上げは152日ぶりとなっている。全国燃料・肥料連盟 (Fecombustíveis) では、ペトロブラスの今回の値上げで、ガソリンポストの1リットル当たりの平均ガソリン価格は、現在の6.57レアルから一挙に7.02レアルに上昇すると見込んでいる。
11日からペトロブラス傘下の石油製油所の1リットル当たりのガソリンの卸売価格は、現在の3.25レアルから3.86レアルに値上がりされる。エタノールの混合比率は27%に対して、ガソリンは73%となっている。
またペトロブラス傘下の石油製油所の1リットル当たりのディーゼル燃料の卸売価格は、現在3.61レアルから4.51レアル、バイオジーゼル燃料の混合比率は10%、90%はディーゼル燃料となっている。
ペトロブラス傘下の石油製油所の1キログラム当たりのGLP価格は、現在の3.86レアルから4.48レアルに値上げされる。13キログラムのプロパンガス価格は、58.21レアルに値上げされる。