昨年のヴォトランチンセメント社の純益は16億3,000万レアルで過去10年間で最高(2022年3月31日付ヴァロール紙)

ヴォトランチンセメント社の2021年の純益は、前年比244%の大幅増加に相当する16億3,000万レアルを記録、同社の昨年の純益は過去10年間で最高を記録している。また昨年の同社の世界の売上総額は、前年比33%増加の223億レアルを記録した。

昨年のヴォトランチンセメント社の大幅な売上増加要因として、ブラジル及び北米でのセメント販売が牽引、特に米国およびスペインで同業の企業買収を行っている。

昨年の同社の世界のセメント販売量は前年比15%増加の3,720万トンを記録、ブラジル、ボリビア、カナダ、スペイン、米国、モロッコ、チュニジア、トルコ並びにウルグアイにセメント生産工場や営業拠点を擁している。

昨年の同社の税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので、総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示す(Ebitda) は、前年比37%増加の52億5,000万レアルを記録、昨年のEbitdaに対する純負債は1.55倍であった。昨年末の同社の純負債総額は80億レアル、運転手持ち資金は54億レアルであった。

昨年の同社のブラジル国内の純売上は、前年比30%増加の103億レアル、グロープ全体の46%に相当する売り上げを記録している。

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