全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)の発表によると、2022年3月のブラジルのバスやトラックを含む新車登録台数は、前年同月比マイナス22.5%の14万6,800台に留まっている。
3月の新車販売が14万6,800台に留まったのは、2004年に記録した14万1,600台以降の18年間では最低の販売台数に留まっていると全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)は指摘している。
しかし今年3月の新車販売は、新車販売に対する工業製品税(IPI) が18.5%減税及び営業日数が前月よりも多かったために、前月比では11.0%と二桁台の販売増加を記録している。
今年第1四半期の新車販売は、前年同期比マイナス23.2%の40万5,600台に留まって2005年以降の第1四半期の新車販売では過去最低記録となっている。
世界的な自動車用半導体の供給不足問題が昨年から継続しており、また新車需要の減少、新車価格の上昇、自動車購入向け金利上昇、また自動車業界は以前ほど簡単に製造されたモデルを販売しなくなり、在庫が増加している。
今年3月のトラックやバスを除いたピックアップ車やバンなどの乗用車販売は、前年同月比マイナス23.8%相当に留まっている。トラック販売は、マイナス6.1%の1万100台に留まった一方で、3月のバス販売は18.6%増加の1,800台を記録している。