2022年3月のブラジルの二輪車販売は、前年同月比76.8%増加の11万100台を記録、今年3月のトラックやバスを除く四輪車販売の10万8,200台を突破して、特異な現象を記録している。
今年3月の新車販売は、新車販売に対する工業製品税(IPI)が18.5%減税及び営業日数が前月よりも多かったにも拘らず、3月としては過去18年間で最低の販売台数に留まっている。
3月の二輪車販売が前年同月比76.8%増加の11万100台を記録した要因として、COVID-19パンデミックによる外食の減少に反比例するように内食増加に従って、宅配サービス需要の増加、感染防止のための需要増加及び四輪車よりも容易なクレジット与信が原因している。
今年第1四半期の二輪車販売は、COVID-19パンデミックによる昨年初めに余儀なくされていた生産調整による減産を強いられた前年同期比では、33.7%の大幅増加の27万4,800台を記録している。
一方3月のバスやトラックを含む新車販売が14万6,800台に留まり、2004年に記録した14万1,600台以降の18年間では最低の販売台数に留まっている
全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)の発表によると、 今年2月のトラクターやコンバインなどを含む農業機械の販売は前年同月比45.0%増加の5,200台を記録、前月比では30.4%増加している。