Toyobo do Brasil(TBL)南村社長が藤井新社長と表敬訪問 

写真左から平田事務局長、南村幸彦社長、後任の藤井康喜新社長

15年9月の着任から、在任約7年の南村幸彦社長が、7日帰任を前に後任の藤井康喜新社長を紹介するため平田事務局長に表敬挨拶を行った。

TBLの歴史は1955年に「50年の進歩を5年で」をスローガンに掲げて、翌年誕生した元クビチェック大統領の時代に遡る。50年代に日本からの第一次進出ブームが起きた時代である。自動車のトヨタ、製鉄業のウジミナス(現南米日本製鉄)、造船の石川島(現IHI)等も同時代の進出組。繊維業界ではTBLはパイオニア的な存在で知られ、一早く55年に現地法人を設立、輸入代替工業化政策下で雇用の拡大や地域社会活動CSR(SDGs)などでも貢献した企業の一つ。

ブラジルの90年代からの自由化、世界的なグローバル化の波、特に21世紀初頭中国の台頭が著しい世界の情勢変化を的確に捉え、繊維事業からそれまでに育んだバイオ事業や15年頃から立ち上げたエンプラ事業にシフト、大胆な構造改革を断行して来た数少ない日系企業。

今ではバイオ事業が同社の中核製品に成長、その立役者の南村氏に過去、同じ繊維・紡績業界を古巣とした事があった平田事務局長は時代の変遷、変革チャレンジに感慨深い念を込めて、同氏と別れを惜しみながら敬意とエールを述べ、また藤井氏に同社の新事業のより一層の発展を期待した。

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