2019年以降の国道や州道などの道路コンセッション入札に中規模の建設会社やエンジニアリング企業が入札に参加、2019年以降に実施された道路コンセッション入札案件8件のうち5件の道路コンセッションを落札している。
一昔前まではブラジルの大手ゼネコン企業が大半の道路コンセッションを落札して独占していたが、ラヴァジャット汚職事件で壊滅的な打撃を受けた一方で、中規模の建設会社やエンジニアリング企業が積極的に入札に参加、特に州道路コンセッションに応札している。
2019年以降に実施された州道路コンセッション入札では、中規模の建設会社で構成されるコンソーシアムが単独で、またはより大きなグループとコンソーシアムを組んで共同で獲得している。
2019年末にシンガポール資本GLP 社をリーダーとするBandeirantes社, TCL社並びに Senpar社で構成されるコンソーシアムWay 306 は、南マット・グロッソ州の州道路コンセッションを落札している。
最新の例では、先週の水曜日(13)の南大河州の高速道路の入札で、Neovia Engenharia傘下のSilva e BertoliおよびGreca Asfaltos傘下のGregor社で構成されるIntegrasulコンソーシアムが落札している。
国道のコンセッション入札として、2019年9月の国道BR-364/365号線入札では Ecorodovias社が落札、 2020年2月の BR101号線入札ではCCR社が落札、 2021年4月の BR153号線入札ではEcorodovias社とGLP社が落札している。
また2021年7 月のBR-163号線入札では Zeta社, Rocha Cavalcante社及び M4社のコンソーシアムが落札、 2021年10月の リオ市とサンパウロ市を結ぶDutra街道入札では、CCR社が落札している。