2022年4月の3月16 日~4月15 日までの30 日間に計測されたインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA-15)は1.73%を記録、4月のIPCA-15 指数としては1995年4月に記録した1.95%に次ぐインフレ指数を記録している。4月のIPCA-15 指数は5月初めに発表される正式なIPCA指数の予備計測。
また今年4月のIPCA-15 指数1.73%は、1995統計を取り始めて以降では2003年2月に記録した2.19%に次ぐのインフレ指数を計測、4月の過去12か月間の 累計IPCA-15指数は、12.03%と依然として二桁台の高いインフレ指数を記録している。
今年4月のIPCA-15 指数1.73%を牽引しているのは、食料品価格の値上げは2.25%、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で石油の国際コモディティ価格上昇に伴って、石油派生品・燃料価格の値上げは7.54%を記録している。
3月15日及び16日に開催された最終の中銀の通貨政策委員会(Copom)は、インフレ圧力を軽減するために、政策導入金利(Selic) を1.00%引上げて11.75%に決定していたが、次回の5月3日及び4日に開催される通貨政策委員会(Copom)では、前回同様1.00%引上げが予想されている。
26日の中銀の最終フォーカスレポートによると、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、7.65%と中銀の目標中央予想値3.5%を大幅に上回っており、また許容上限値5.00%も大幅に上回っている。
2021年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、ブラジル中央銀行の中央目標値3.75%、許容上限値5.25%の約2倍に相当する二桁台の10.06%を記録していた。