中銀、国庫庁並びに社会保障院(INSS)で構成される中央政府及び州政府と市町村で構成される地方政府を合わせたブラジルの2022年2月の財政プライマリー収支は34億⒎100万レアルの黒字を計上している。
今年2月のブラジルの財政プライマリー収支黒字34億⒎100万レアルは、2012年2月に計上した95億1,400万レアルの黒字に次ぐ記録となったが、大幅な黒字幅は地方政府の黒字が牽引している。尚ブラジルの財政プライマリー収支には、ペトロブラス石油公社並びにラジル中央電力公社(Eletrobras)の決算は含まれていない.
ブロードキャストプロジェクションの調査では、今年2月の財政プライマリー収支の最低予想は450億レアルの赤字、最高予想は29億レアルの黒字、平均予想は97億500万レアルの赤字予想であった。
今年2月の中央政府の財政プライマリー収支は、191億8,100万レアルの赤字に対して、地方政府の財政プライマリー収支は、201億⒎200万レアルの黒字計上、内訳は州政府の財政プライマリー収支は、155億⒎100万レアルの黒字、市町村は46億100万レアルの黒字計上、公社は24億8,000万レアルの黒字を計上している。
今年2月のブラジルの名目負債総額は、GDP比79.2%と1月のGDP比79.5%よりも若干減少、過去最少のブラジルの名目負債総額は、2013年12月に記録したGDP比51.5%であった。
今年2月の外貨準備高を考慮したブラジルの純負債総額は、GDP比57.1%と1月のGDP比56.6%よりも0.5%上昇の5兆470億レアルに達している。