2022年第1四半期のペトロブラス石油公社の純益は、、石油の国際コモディティ価格の上昇、原油輸出の記録更新、液化天然ガスの輸入コストの減少並びにディーゼル燃料の売上マージン増加などの要因で、前年同期比3,718%に相当する445億6,000万レアルを記録している。
今年第1四半期の記録的な純益は洗練された企業を反映しており、連邦政府、州政府並びに市町村向け税支払い、ロイヤリティ並びに配当金支払いは純益の1.5倍に相当する700億レアルに達しているとペトロブラスのJosé Mauro Coelho総裁は説明している。
ペトロブラスは税関連支払い以外に、優良株及び普通株の1株当たりの配当金は3.7155レアルを支払い、配当金総額は485億レアルに達している。
今年第1四半期の売上総額は、前年同期比64.4%増加に相当する1,416億4,000万レアルに達している。また税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので、総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示す(Ebitda) は、58.8%増加の777億1,000万レアルを記録している。
今年3月末のペトロブラスの負債総額は昨年12月末のEbitdaの1.09倍から0.81倍に縮小、1年前の昨年3月末の2.03倍から半分以下に縮小している。またドル換算による負債総額は、1年前の584億2,000万ドルから401億ドルと180億ドル以上減少している。
今年3月末のペトロブラスの手持ち資金は、前年同期比41.0%増加に相当する876億レアルに増加している。