16日のブラジル中央銀行の発表によると、中銀、国庫庁並びに社会保障院(INSS)で構成される 中央政府並びに州政府及び市町村で構成される地方政府を合わせたブラジル政府の2022年3月の財政プライマリー収支は、43億1,200万レアルの黒字計上している。
今年3月の中央政府の財政プライマリー収支は、78億1,100万レアルの赤字を計上したにも拘らず、地方政府は118億8,200万レアルの黒字を計上、公社も2億4,200万レアルの黒字を計上した結果、43億1,200万レアルの黒字計上に繋がった。
また今年3月の過去12か月間の累計財政プライマリー収支は、GDP比1.37%に相当する1,227億5,800万レアルの黒字を計上したが、2月の過去12か月間の累計財政プライマリー収支は、GDP比1.40%から若干減少している。
今年第1四半期の累計財政プライマリー収支は、1,096億1,600万レアルの黒字を計上、昨年第1四半期の累計財政プライマリー収支515億8,600万レアルの黒字の2倍以上の黒字を計上している。
今年3月の連邦政府及び地方政府の公社のインフレ指数を考慮しない名目財政プライマリー収支は、264億⒎200万レアルの赤字を計上したが、昨年3月の445億2,800万レアルの赤字から大幅に減少している。
3月の過去12か月間の名目財政プライマリー収支は、GDP比3.15%に相当する2,810億5,200万レアルの黒字を計上したが、今年2月のGDP比3.38%よりも減少を記録している。