2022年第1四半期のセメント、電力エネルギー、亜鉛鉱などの鉱業などの擁するヴォトランチングループの純益は、前年同期比50%増加の17億レアルを記録して好調に推移している。
しかしヴォトランチングループを牽引するヴォトランチン・セメントの第1四半期の純益は、3億1,700万レアルの赤字を計上した一方で、アルミ精錬事業の CBA社の純益は4億610万レアルを記録
また今年第1四半期の純売上は19.0%増加の117億レアル、税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので、総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示す(Ebitda) は 22億レアルに達している。
ヴォトランチングループの大幅な収益増加要因として、鉱物の国際コモディティ価格の上昇及び増産、販売増加並びにコスト削減向け投資の効果が表れてきている。
ポートフォーリオ事業の一環として、カナダ資本 CPP Investiments社とのパートナー事業の Auren Energia社は、風力発電、太陽光発電並びに水力発電事業を統合して CESP,社を設立、 VSA社の持ち株比率は38%、CPP Investiments 社の持ち株比率は32%、近い将来サンパウロ証券取引所への上場を見込んでいる。
また VSA社はItaúsa S.A.とタイアップして、Andrade Gutierrez.グループ傘下の CCR S.A社の14.9%の株式取得に13億レアルを投資を発表したが、現在の持ち株比率5.8%を10.3%に引き上げるが、この第2四半期以内の株式取得を目指している。