ブラジルの自転車シャエリングサービスは、過去10年間で4倍増加(2022年5月24日付エスタード紙)

ブラジルは、ラテンアメリカ地域で最大の自転車シャエリングサービスを提供している国であり、現状ではブラジル国内で25システムに及ぶ自転車シェアリングサービス企業が熾烈な競争を展開している。

イタウー・ブラデスコ銀行並びにiFoodが資本参加している自転車シェアリングプラットフォームのスタートアップ企業 Tembici社の調査では、ブラジルは南半球のグローバルマイクロモビリティ国であり、自転車シャエリングサービスでは、ラテンアメリカ地域の33%のシェアを占めている。

過去10年間のブラジル国内の自転車シャエリングサービスシステムは、7システムから35システムと400%の増加を記録して急成長している。

また13か国で構成されるラテンアメリカ地域全体の自転車シャエリングサービスシステムは、ブラジル国内の25システムを含む75システムに達し、45,000台の自転車が稼働している。

ブラジル国内の自転車シャエリングサービスシステムのユーザー対象の調査によると、自転車シャエリングサービスシステムを利用するモチベーションとして、混雑な公共交通の逃避及び不必要な自転車購入などの快適さは39%でトップ、健康維持23%、時間の節約13%、持続可能な輸送手段は10%と主なベネフィットを指摘している。

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