会計検査院(TCU)はコンゴニアス空港と14空港の民営化入札を承認(2022年6月2日付けヴァロール紙)

6月1日に会計検査院(TCU)はサンパウロ市のコンゴニアス空港及び14空港の民営化入札を承認、連邦政府は8月上旬にブラジル国内の15空港の民営化コンセッション入札の実施を予定、投資総額は73億レアルに達すると予想されている。

非常に利用頻度の多いコンゴニアス空港は単独で入札にかけられる一方で、南マット・グロッソ州、パラー州並びにミナス州の3州の10カ所のリージョナル空港であるカンポ・グランジ空港、ポンタ・ポラン空港、コルンバ空港、サンタレン空港、マラバ空港、アウタミーラ空港、カラジャス空港、ウベルランジア空港、ウベラーバ空港、並びにモンテス・クラーロス空港は同じロットとして入札にかけられる。入札の最低価格は2億5,500万レアルが設定されている。

その他のロットとしてパラー州都のベレン空港並びにアマパ州都のマカパ空港の入札最低価格は5,700万レアル、最低投資総額は8億7,500万レアルに設定されている。最後のロットとしてリオ州ジャカレパグア空港及びサンパウロ市内のカンポ・デ・マルテ空港の最低入札価格は1億3,800万レアル、投資最低総額は5億6,000万レアルが義務付けされている。

多くの民間航空運営会社が切望していたリオ州のサントス・ヅモン空港は、今回の入札コンセッションラウンドから除外されたが、 リオ州政府とインフラ省間の合意で、来年1月に民営化コンセッション入札にかけられる。

会計検査院(TCU)で承認されたこれらの15カ所の空港の第7回民営化入札は、今月7日に開催予定の民間航空庁(Anac)の取締役会議での承認が必要となっている。また落札したコンソーシアムとの最終契約は年末が予定されている。

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