ブラジル電力取引市場(CCEE)の統計によると、2022年5月のブラジル国内市場の電力エネルギー消費は、前年同月比1.2%増加と4カ月連続で増加を記録している。
5月の電力エネルギー消費の37%は、鉱工業部門及び大手小売販売網やショッピングセンターであり、これらの部門の電力エネルギー消費は、前年同月比約6.0%増加を記録している。
一方中小企業、商業部門及び一般家庭の電力エネルギー消費は、5月下旬の寒冷前線の影響による低温継続の影響で、マイナス1.3%を記録とブラジル電力取引市場(CCEE)の統計に表れている。
今年5月のブラジル国内の電力エネルギー供給トップの水力発電所の平均発電能力は、前年同月比11.0%増加の5万メガワットを記録、太陽光発電による電力エネルギー供給は、前年同月比53.0%増加を記録した一方で、旱魃による降雨不足解消で、5月の火力発電による電力エネルギーはマイナス37.0%を記録している。