国家電力庁(Aneel)は今年7月から来年6月末までの1年間に限定して電力料金を最低3.2%から最高63.7%値上げの料金を設定、正式な料金改正は、今月24日に発表される。
「緑旗」は電力エネルギーの生産コストが低いときに適用され、追加料金は課せられない。「黄旗」並びに「赤旗」は、電力エネルギーの生産コスト高に追加料金の設定が行われ、水力発電所の貯水ダムの水位低下、降雨予想、火力発電所の稼働などが考慮されて決定される。
国家電力庁(Aneel)では、電力発電コストが電力料金徴収額を下回って電力エネルギー配電企業が赤字に陥っているために、4月14日から5月4日にかけて公聴会を開催、新料金はAneel理事会で承認されている。
「黄旗レベル」の100キロワット時(kWh)当たり電力エネルギー料金を現行の1.874レアルから公聴会にかけた料金設定は59.5%値上げに相当する2.927レアルが予定されている。
国家電力庁(Aneel)は、現在の「赤旗レベル1」の100キロワット時(kWh)当たり電力エネルギー料金3.971レアルを63.7%に相当する6.50レアルへの値上げを設定するが、公聴会での料金設定の6.237レアルを上回ると予想されている。
現在の「赤旗レベル2」の100キロワット時(kWh)当たり電力エネルギー料金9.492レアルは3.2%値上げに相当する9.795レアルへの値上げが予想されているが、公聴会での料金設定の9.33レアルを上回ると予想されている。
国家電力庁の担当技術者は、降雨不足の旱魃時は、水力発電所の電力エネルギー発電不足を補うために生産コストの高い火力発電所の稼働を余儀なくされるために、一般消費者への電力料金への転嫁を余儀なくされる。