2022年4月のIBC-Brが前月比-0.44% 6月のIC-Brは-0.95%

中央銀行は7月7日、2022年4月の中央銀行経済活動指数(IBC-Br)が前月比-0.44%だったと発表した。3月のIBC-Brは前月比+1.09%だった。

また4月を前年同月と比較すると、+2.23%。4月までの12か月でIBC-Brは、+3.46%を記録した。月次で集計される同指数は、常にレビューが行われるため月間での計測よりも12か月の累積指数の方が信頼性がより高いとされている。

また4月を期末とする四半期で見ると、3月を期末とする四半期と比較して、+0.45%だった。

IBC-Brは、ブラジル地理統計院(IBGE)が計測する国民経済統計(GDP統計)と異る方法論により計測される。中央銀行の指数はIBGEの分野別調査に基づくが、月次で計測され、経済活動の進捗をより高頻度で観察する。一方、IBGEのGDP統計は四半期ごとに計測され、より包括的な観察になる。

なお、今回のIABrは、7月5日に終了した中央銀行職員のストを受け、2か月遅れで発表された。

また中央銀行が同じく7日に発表した中央銀行コモディティー物価指数(IC-Br)によると、インフレに影響する原材料価格は、5月に+3.22%を記録した後、6月には-0.95%を記録。12か月で同指数は+32.13%を記録した。

IC-Brを構成する3つのサブグループの中では、農業コモディティーが6月に-2.27%、12か月では+21.94%を記録した。一方、金属コモディティーは6月に-5.20%で、12か月では+0.90%。さらにエネルギー・コモディティー(ブレント石油と天然ガス、石炭)は、6月に+4.85%で、12か月では値上がりが103.80%に達した。(2022年7月8日付けバロール紙)

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=49972