ブラジル銀行連盟(Febraban)の事前調査によると、2022年6月のクレジット残高は前月比1.1%増加予想、過去12か月間の累積クレジット残高は前年同期比16.6%と二桁台の伸び率が予想されている。
特に6月のクレジット部門では、一般家庭向けクレジット部門は、雇用の改善及び前政権の貧困層向けボルサファミリアプログラムに替わる補助金支給プログラムの継続やCOVID-19ワクチン接種加速で一般家庭の消費増加に繋がって前月比1.4%増加が予想されている。
また6月の過去12か月間の個人向けクレジット伸び率は、5月の21.9%増加から21.7%増加と若干減少が予想されているにも関わらず、20%を突破する大幅な増加率が予想されている。
今年上半期のクレジット部門は個人向け及び法人向けともに年率換算で二桁台の伸び率を記録している。また今年下半期のGDP伸び率は予想を超える伸び率に上方修正されていると Febrabanの Rubens Sardenberg取締役は楽観視している。
今年6月の法人向けクレジットは前月比0.8%増加予想、法人向け自由クレジット伸び率は0.8%、クレジット先が限定されている法人向けクレジット伸び率は0.7%、6月の過去12か月間の法人向け累計クレジットは、5月の8.9%から9.8%と大幅な伸び率増加が予想されている。