太陽光発電は水力及び火力発電に次いで第3位の電力源(2022年7月19日付ヴァロール紙)

国家電力庁(Aneel)の統計を基にしたブラジル太陽光発電協会 (Absolar) の発表によると、地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素を排出しないで、何処にでも設置できる太陽光発電による電力エネルギー供給は、大型太陽光発電所や個人家庭向けなどを合わせた総発電量は164ギガワットに達している。

太陽光発電による電力エネルギー供給量164ギガワットは、天然ガスによる火力発電の電力エネルギー供給量163ギガワット、またバイオマスによる電力エネルギー供給量163ギガワットをそれぞれ僅かに上回っている。

太陽光発電による電力エネルギー供給は、大型太陽光発電所プロジェクト、一般家庭での屋上の小型発電ユニットの設置等であり、 発電のためのエネルギー源は太陽光であり、非枯渇エネルギーでかつ無料。 可動部がないので保守が容易なため無人化が可能であり、かつ長寿命です。 必要に応じて小規模なものから大規模なものまで、自由な設置が容易にできるメリットがある。

一方太陽光発電による電力エネルギー供給のデメリットは天候に左右され、また日照時間の変化、夜間の発電量が落ちるなどのデメリットはあるものの無料で非枯渇エネルギーであるために、今後急速に増加すると予想されている。

世界的な異常気象の影響で最近は異常降雨や旱魃などが続いており、水力発電所による安定した電力エネルギー供給が難しくなってきている。ブラジル国内の水力発電所による電力エネルギー供給量は1,090ギガワット、風力発電による219ギガワットの約5倍で圧倒的な電力エネルギー供給を維持している。

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