写真左から平田事務局長、Octávio Henrique Dias Garcia Côrtes大使、村田会頭
19日、サボイア大使の後任として近々就任予定のコルテス(Octávio Henrique Dias Garcia Côrtes)大使自らが会議所を訪問、村田会頭および平田事務局長と主に下記の幅広いテーマについて意見交換を行った。
今年10月の大統領選についてブラジルの邦人企業はどう見ているか、サンパウロ州知事選の行方、突然凶弾に倒れた安倍元総理逝去後の政界へのインパクトおよび政局の流れ、同元総理が提唱した中南米外交指導理念の方向性(3Juntos:ProgredirJuntos, LiderarJuntos, InspirarJuntos =>発展、主導、インスピレーションを共にしようの意味)、日メルコスールEPAへの取り組み要請、ブラジル政府の行政・税制改革への働きかけ、ウクライナ危機後の日本企業は国防および経済安全保障の視点からブラジル市場をどう見るか、両国の財界および政府間に設置された2大ハイレベル協議(経団連・CNIによる日伯経済合同委員会、METI・ブラジル経済省による日伯貿易投資促進産業協力合同委員会)への積極的な参加、ブラジルの潜在的なポテンシャルについての情宣活動とさらなる経済協力関係の強化、相互協定に基づいたブラジル国民に対する短期滞在観光ビザフリーの適用・要請(ブラジルは19年6月から日本人に観光ビザを免除)等々。
なお、村田会頭から会議所名誉会頭就任依頼レターおよびその名刺を手交、同大使に即快諾頂くほか、平田事務局長からはポル語版の文庫本「世界が感謝する日本のモノ」を贈呈、在任期間中に本文中にある最先端企業を積極的に訪問されブラジル企業の競争力・生産性向上に役立てて頂きたいと要請した。