ROMI社は受注残増加で第3四半期の純益回復期待(2022年7月20日付ヴァロール紙)

大手工作機械メーカーROMI社では、ドル高の為替変動及びコスト上昇にも拘らず、既に受注している工作機械の納品の加速に伴って、前四半期比36.0%増加に相当する4億8,030万レアルを見込んでいる。

今年第2四半期のROMI社は、レアル通貨に対するドルやユーロ高に伴う生産コストの上昇の影響で、純益マージンは4.5%減少を余儀なくされていた。ROMI社の売上の70%はブラジルであるが、ドイツ子会社のBurkhardt+Weber社の純益はユーロの為替に左右される。

2022年第1四半期のROMI社の純益は、前年同期比マイナス23.0%の3,300万レアルに留まったにも拘らず、純売上は5.86%増加の3億⒎210万レアル、オペレーション純益はマイナス28.0%の4,030万レアルであった。

今年第2四半期の工作機械生産台数は、マイナス7.3%に相当する294台であったが、ドイツ子会社の Burkhardt+Weber社の工作機械生産台数は、マイナス40%に相当する5台から3台となっている。ROMI社の鋳物および機械加工部品分野の生産はマイナス11.1%であった。今年第2四半期のROMI社の発注台数は前年同期比35.8%増加、発注残高は36.8%増加の9億430万レアルを記録している。

今年第2四半期のROMI社の税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので、総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示す(Ebitda) は、マイナス21.0%の5240万レアル、 Ebitdaマージンは、18.9%から14.1%と大幅に減少している。

 

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