今年の牛肉消費は過去26年間で最低予想(2022年8月3日付エスタード紙)

今月1日の国家配給公社(Conab)の発表によると、2022年の1人当たりのブラジル人の牛肉消費は、過去26年間で最低の水準まで落ち込むと予想している。

COVID-19パンデミック前の2019年の1人当たりのブラジル人の年間牛肉消費は30.6キログラムと2006年の42.8キログラムから大幅に減少、今年は24.8キログラムはで減少すると予想されている。

COVID-19パンデミック、牛肉の国際コモディティ価格の高騰、失業率増加及び実質賃金の減少で、ブラジル国内の牛肉需要の減少に伴って牛肉生産も減少してきている。

今年7月の発表によると、国内経済の悪化に伴う失業率の増加やインフレ高騰による実質賃金の目減りによる一般消費差の購買力低下で、3310万人のブラジル人は空腹を訴えており、1990年代に逆戻りしている。

2022年の鶏肉、豚肉及び牛肉の生産は2,800万トンが見込まれているが、そのうち鶏肉生産は1,500万トン、豚肉は484万トンで記録更新が予想されている一方で、ぎゅうびく生産は811万5,000トンにとどまって過去20年間で最低の生産に留まると予想されている。

今年の鶏肉輸出量は前年比6.0%増加の470万トンで記録更新予想、牛肉輸出量も15.0%増加の284万トンが見込まれている一方で、豚肉輸出量は前年比マイナス2.0%の100万トンに留まると予想されている。

 

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