7月の農畜産物輸出は143億ドルで7月の月間記録更新(2022年8月11日付けヴァロール紙)

経済省通商局(Secex)の発表によると、2022年7月のブラジルの農畜産物輸出金額は、前年同月比24.8%増加の142億8,000万ドルに達し、7月の農畜産物輸出では月間記録を更新している。

今年7月の農畜産物輸出金額142億8,000万ドルは、ブラジルの輸出全体の47.7%を占め、輸出量も200万トン増加、大豆派生品及び牛肉、鶏肉輸出が牽引している。

7月の農畜産物輸出金額142億8,000万ドルは、7月の月間記録を更新したにも関わらず、6月の輸出金額よりも8.6%、輸出量も2.2%それぞれ下回っている。

今年7月の農畜産物輸入金額は、農畜産物の平均国際コモディティ価格が16.1%上昇したため前年同月比19.3%増加の14億8,000万ドル、7月の農畜産物の貿易収支は、6月の100億ドルから128億ドルに上昇している。

特に今年7月のトウモロコシ輸出量は106.9%増加の412万トン、輸出金額は189.7%増加の11億5,000万ドルで記録更新、7月の穀物の平均国際コモディティ価格は前年同月比40%上昇している。

7月のトウモロコシ輸出相手国として、イラン向け輸出量83万2,000トン、輸出金額は308.4%増加の2億5,893万ドル、コロンビアは1億1,842万ドル、輸出量は2,416.7%増加、日本向けトウモロコシ輸出金額は1億297万ドル、輸出量は34.3%増加している。

前記同様大豆派生品輸出金額は21.0%増加の60億3,000万ドル、平均輸出金額は33.5%増加に対して、輸出量は9.4%減少している。輸出量減少の要因として大豆粕輸出は、昨年7月の867万トンから今年7月は752万トンと大幅に減少したが、生大豆輸出金額は18.2%増加の47億1,000万ドルを記録している。

7月の中国向け大豆輸出金額は、昨年7月の大豆輸出全体の66.5%のシェアから今年7月は68.8%に上昇した一方で、輸出量は10.3%減少の520万トンに留まっている。

今年7月の食肉輸出も平均国際コモディティ価格の20.4%上昇に伴って23億7,000万ドルを記録した一方で、食肉輸出量は2.9%減少の70万9,000トンに留まっている。そのうち牛肉輸出金額は20%増加の12億1,000万ドル、輸出量は0.4%減少の19万1,000トンに留まっている。

今年上半期の大豆派生品輸出金額は28.6%増加の437億ドル、食肉輸出金額は31.9%増加の146億ドル、木材関連輸出金額は25.6%増加の97億ドル、粗糖・エタノールは0.3%増加の56億ドル、コーヒーは57.8%増加の53億ドルを記録している。

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