ブラジル地理統計院(IBGE) の2020年度サービス業調査によると、COVID-19パンデミックが猛威を振るっていた2020年のブラジル国内のサービス業部門関連企業は、2019年の138万3,000社から1万4544社少ない136万8,000社と大幅な減少を記録している。
2020年のサービス業部門の1万4544社が業界から撤退を余儀なくされたのは、一般家庭向けサービス業は、2019年の41万7,600社から5万9,800社少ない35万⒎800社に減少、減少率は14.3%と二桁台の減少を記録している。
特に輸送・輸送補助サービス・郵便サービスセクター は、2019年の17万6,900社から1万社以上少ない16万6,800社まで減少を余儀なくされていた。
2011年のサービス業部門関連企業数は110万9,000社であったが、2020年は23.4%増加に相当する136万8,000社まで増加していた経緯があった。
昨年オンサービス業関連企業の総売上は1兆8,000億レアル、純売上は1兆1,000億レアル、サービス業部門の総従業員数は1,250万人、サラリー総額は3,735億レアルであった。
2020年のサービス業部門で最も従業員の削減を余儀なくされたのは、食品関連サービスセクターで32万9,200人減少、また最も従業員削減比率が高かったのは旅行関連オペレーターや旅行社セクターの28.4%であった。