2021年の中国企業のブラジルへの投資はCOVID-19パンデミック前の水準に戻る(2022年8月31日付けヴァロール紙)

31日のブラジル中国企業評議会(CEBC)発表によると、2021年の中国企業のブラジルへの投資は、2020年の19億ドルを208%増加の59億ドルに達し、COVID-19パンデミック前の水準に戻っており、2017年以降では最高の投資金額を記録している。

2021年の中国企業のブラジル投資は、28プロジェクトと2017年と同じプロジェクト数に回復、COVID-19パンデミック前の2019年の56億ドルを僅かに上回っており、投資回帰の回復傾向を示している。

中国グローバル投資トラッカー“China Global Investment Tracker”レポートによると、2021年の中国企業によるブラジルへの投資は、世界全体の13.6%に相当、2021年の中国企業の世界全体の投資は前年比僅か3.6%増加に留まっていた。

2021年の中国企業による2大プロジェクトは、石油・天然ガス開発事業であり、ペトロブラス石油公社と中国国営石油・ガス探査開発会社 (CNODC)と中国海洋石油総公司(CNOOC)のサントス海盆及びBúzios油田の共同開発となっている。

しかし昨年の中国企業による大型プロジェクトでは、電力エネルギー関連プロジェクトが13件と全体のプロジェクトの46%を占めている。

また昨年の中億企業による情報通信関連プロジェクトでは10件を数え、encent社, Ant Financial社並びにMSA Capital社となっているが、2007年から2020年迄の情報通信関連プロジェクトは12件であった。

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