化学品部会並びに食品部会共催の第4回部会長フォーラムは、2022年9月2日午前9時から10時まで約80人が参加して開催。司会は森谷伸晃フォーラム委員長が務めた。
化学品部会の亀岡部会長は、テーマ 2022年上期振り返りと今後の展望について、ブラジル化学品業界の売上推移及びセグメント別売上では昨年の工業用化学及び肥料セクターの売上増加、農薬売上トレンド、南米市場の自動車生産台数推移やパッケージフィルム生産トレンドを説明。また輸送、ヘルスケア、農業、印刷、コンシューマー部門の回顧と展望。ウクライナ危機の市場や業績の影響について説明した。
続いてロート・ブラジル・ホールディング社の 古賀社長は、ロート製薬概要と題して、多岐に亘るロート製薬の商品紹介、会社の歴史及び業績推移、先陣を切った番組提供によるマスコミ戦略、世界戦略としての事業の多角化・グローバル化の方向性、経営の推進、人造り、副業解禁、社会貢献活動、パートナー企業OPHTHALMOS S.A社の概要、製品、売上トレンド、社会活動などを紹介した。
食品部会の部会長は、テーマ 2022年上期の振り返り並びに今後の展望、副題「ウクライナ危機を経験し、ブラジル (及び南米) 市場のビジネス環境変化を踏まえて各部会・業界の対応は? (地政学的に見たブラジル市場)」について、食品部会会員企業の主要及びサブ会員の状況、市場及び会員企業状況ではカテゴリー別動向及び会員企業状況、ウクライナ危機及びwith/postコロナにおけるビジネス環境変化の課題では、調達・供給リスク対応、コスト高対応、消費者ニーズ対応などについて説明。また食品部会はTeam Japanとして、企業の垣根を越えた、積極的な交流や連携、互いの強みを生かした協業の可能性模索で事業を通じたブラジル社会・消費者への貢献について説明した。
質疑応答ではウクライナ危機で調達先で苦労しているが、ブラジル国内での現地調達状況について質問された。