(ZOOM)2022年下期の第5回部会長フォーラム開催

生活産業部会並びに電機・情報通信部会共催の2022年下期の第5回部会長フォーラムは、2022年9月6日9時から10時まで約80人が参加して開催、司会は森谷伸晃フォーラム委員長が務めた。

初めに生活産業部会の川頭部会長は、テーマ2022年上期の振り返りと今後の展望について、建設部門、不動産部門、商業賃貸市場及びエネルギー関連部門の各社業績推移、受注競争激化、平方メートル当たりの単価上昇、駐在員赴任回帰、原材料費の高騰、大統領選挙やワールドカップの影響、半導体不足、価格転嫁の利益減少、ウクライナ危機の影響などについて説明。繊維関係の2022年上期の振り返り及び今後の展望では、会員企業の業績の推移、衣類消費減少傾向、原材料高騰及び為替の影響、地政学的なブラジルへの再注目などについて説明。また最後に各社のリモートワーク状況質疑応答ではサッカーワールドカップのマイナス要因が挙げられた。

続いて電機・情報通信部会の水守部会長は、テーマ2022年上期の回顧と今後の展望について、アンケート結果では、業界の販売伸長及び縮小の要因、投資や経費の変化、今後の展望では予想の要因及び最優先経営課題、世界的な市況変化によるビジネスへの影響と対策、DX・SDGs関連取組、アンケートから見る経済展望などについて説明した。

市場概況では、設置機械稼働状況及び工作機械輸入金額傾向、ブラジルの液晶TV、ブラジルのIT全般(モバイル・IoT市場)、ブラジルの5G状況、パブリッククラウド状況、 ブラジルの携帯電話回線契約数推移、ブラジルのブロードバンド回線契約数推移について説明した。

最後に商工会議所、ブラジル政府、日本政府への要望として、日本‐メルコスール間のEPA交渉の促進。各国メルコスール関連の最新情報の発信、政治・財政の安定化、各種改革(税制・民営化等)の加速。為替安定化施策の実行。現地生産基準(PPB)の見直し。ブラジル特有のビジネス上対応すべき点の発信を要請した。また11月11日開催のITセミナーを案内した。

PDF 2022年下期の5回部会長フォーラム 生活産業部会発表資料

PDF 2022年下期の第5回部会長フォーラム 電機情報通信部会発表資料

 

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