今年の穀物生産は2億7,120万トン予想(2022年9月8日付けヴァロール紙)

国家配給公社(Conab)によると、2021/22年度の穀物生産は、南部地域の異常気象の影響を受けて前回予想を0.1%下回る2億7,120万トンに下方修正されたが、2020/21年度の穀物生産を5.6%に相当する1,450万トン上回る予想となっている。

2021/22年度の大豆生産は、主要生産地の南大河州、パラナ州及びサンタ・カタリーナ州の平面を上回る高温の影響を受けて前年比10%減少の1億2,560万トンが見込まれている。

昨年は旱魃で大幅なトウモロコシの減産を余儀なくされていたが、今年のトウモロコシ生産は前年比30%増加の1億1,320万トン、そのうち第1期作は2,490万トン、第2期作は41.8%増加の8,610万トンが見込まれている。仮にパラナ州、サンパウロ州、ゴイアス州及びミナス州が旱魃及び害虫の影響を受けていなければ更なる増産が見込める予想となっている。

今年の棉生産は前年比8.3%増加の255万トン、フェジョン豆は3.6%増加の300万トン、米生産は8.4%減少の1,080万トンが見込まれている。

2021/22年度の穀物栽培面積は前年比0.7%増加の7430万ヘクタール、1ヘクタール当たりの平均穀物生産は前年の3,678キログラムを若干下回る3,650キログラム。今年の棉輸出は前年を10万トン下回る190万トン、棉ストックは130万トン、大豆ストックは880万トン、まt今年の穀物輸出は前回予想の7,520万トンから7,720万トンに上方修正されたが、今年初め8か月間の輸出は6,660万トンであった。昨年は8,610万トンを輸出していた。

 

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