今年7月のブラジル国内の観光業部門は前月比1.5%増加もCOVID-19パンデミック前の水準よりも低い(2022年9月13日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間観光部門活動調査(PMS)の発表によると、2022年7月のブラジルの観光業部門の活動指数は前月比1.5%増加を記録したが、今年6月の前月比マイナス1.7%を打ち消す伸び率に留まっている。

今年7月のブラジルの観光業部門の活動指数は、依然としてCOVID-19パンデミック直前の2020年2月の水準を1.1%下回っており、観光事業部門はCOVID-19パンデミックによる壊滅的なダメージからの回復途上となっている。

今年7月のブラジル国内の観光部門は学校の冬季休暇に伴って家族旅行の増加で、宿泊業、食品部門、航空券販売、旅行社の売上が牽引しているとブラジル地理統計院(IBGE)の月間観光部門活動調査(PMS)担当の Rodrigo Loboマネージャーは指摘している。

7月の航空券販売は調査対象の12地域のうち10地域で前月比増加を記録、特にサンパウロ州は4.6%増加、サンタ・カタリーナ州9.6%、リオ州2.0%、パラナ州4.6%それぞれ増加を記録した一方で、ミナス州はマイナス0.6%、南大河州はマイナス1.1%を記録している。

今年7月のブラジル国内の観光業部門の活動指数は前年同月比26.5%と16ヶ月連続で増加を記録、特にレストラン、航空輸送、ホテル、レンタカー事業、道路輸送及びブッフェサービス部門が牽引している。

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