ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス生産量調査(PMS)の発表によると、2022年7月のサービス業部門提供量(生産性指標)は、前月比1.1%増加を記録、COVID-19パンデミック直前の2020年2月の水準を8.9%上回っているが、2014年11月に記録した過去最高の水準よりもマイナス1.8%に留まっている。
今年7月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前年同月比6.2%増加と17ヶ月連続で増加を記録、今年初め7か月間の累積提供量は前年同期比8.5%増加、7月の過去12か月間のサービス業部門累積提供量は9.6%増加と6月の10.5%増加よりも増加幅が減少、2022年4月に記録した12.8%増加から4ヶ月連続で増加幅が減少している。
今年7月のサービス業部門提供量は前月比1.1%増加、調査対象の大枠5部門のうち3部門で増加を記録、特に輸送部門は2.3%増加したが、6月の3.9%増加から大幅に増加幅が減少している。また情報通信部門は前月のマイナス0.2%から一転して1.1%増加、一般家庭向けサービス部門は0.6%増加、3月から7月迄は9.7%の累積増加している。
一方7月のサービス業部門提供量で前月比マイナスを記録したのは、その他のサービス部門はマイナス4.2%、また教育・研究機関などの公共サービス部門はマイナス1.1%を記録している。
今年7月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前年同月比6.2%増加、大枠5部門のうち4部門で増加を記録、輸送・輸送補助サービス・郵便サービス部門提供量は前年同月比12.8%増加、 特に貨物の道路輸送、道路公共輸送、航空貨物、港湾貨物及び鉄道輸送の増加が牽引している。
また一般家庭向けサービス部門は22.6%増加、教育・研究機関などの公共サービス部門は 4.2%増加、情報・通信サービス部門は 2.0%増加している一方で、その他のサービス部門はマイナス11.3%を記録している。
今年初め7か月間の累積提供量は前年同期比8.5%増加、大枠5部門のうち4部門で増加を記録、特に輸送・輸送補助サービス・郵便サービス部門提供量は 13.8%増加、一般家庭向けサービス部門は33.9%増加、教育・研究機関などの公共サービス部門は 7.7%増加、情報通信部門は2.8%増加した一方で、唯一マイナスを記録したのはその他のサービス部門でマイナス5.3%であった。