ブラジル地理統計院(IBGE)の月間小売調査(PMC)によると、2022年7月の自動車や建材部門を除くインフレ指数を差引いた実質一般小売販売量は、前月比マイナス0.8%を記録、5月~7月の四半期の平均月間はマイナス0.9%、今年初め7か月間の累計一般小売販売量は0.4%増加、7月の過去12か月間ではマイナス1.8%を記録している。
今年7月の自動車及び建材を含む広範囲小売販売量は前月比マイナス0.7%、 5月~7月の四半期の平均月間はマイナス0.9%、前年同月比マイナス6.8%、今年初め7か月間の累計一般小売販売量はマイナス0.8%、7月の過去12か月間ではマイナス1.9%を記録している。
今年7月の一般小売販売の調査対象の8セクターのうち7セクターでマイナスを記録、特に、繊維・衣類・履物セクターはマイナス17.1%、事務用品・情報通信機器セクターはマイナス 1.5%、医薬品・香水・化粧品・医療機器セクターはマイナス1.4%、ハイパー・スーパーマーケット・食料品・飲料・嗜好品セクターはマイナス 0.5%、唯一燃料・潤滑油セクター は12.2%増加と二桁台の伸び率を記録している。
一方7月の広範囲小売販売のセクター別調査では、二輪・四輪・パーツセクターはマイナス 2.7%、建材セクターはマイナス2.0%を記録している。
7月の一般小売販売の前年同月比はマイナス5.2%を記録、調査対象の8セクターのうち5セクターでマイナスを記録、特に日用雑貨・装身具類セクター はマイナス28.7%、繊維・衣類・履物セクターはマイナス16.2%、家具・家電セクター マイナス14.6%、事務用品・情報通信機器セクターは マイナス0.4%、ハイパー・スーパーマーケット・食料品・飲料・嗜好品セクターは マイナス0.1%であった。
一方燃料・潤滑油セクター は17.4%増加、書籍・雑誌・印刷物・製本セクターは11.2%増加、、医薬品・香水・化粧品・医療機器セクターは4.0%それぞれ増加している。
今年7月の広範囲小売販売量の前年同月比の比較では、二輪・四輪・パーツセクターはマイナス8.5%、建材セクターはマイナス13.7%とそれぞれ大幅な減少を記録している。