ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)のGDP伸び率モニタリング調査によると、 2022年7月のブラジルの国内総生産(GDP)伸び率は前月比0.6%増加、前年同月比では3.1%増加、今年5月~7月の四半期のGDP伸び率は前年同期比3.3%増加を記録している。
今年7月のGDP伸び率0.6%増加予想は、住宅投資、設備投資や公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)部門を除いた製造業部門及びサービス業部門のGDP伸び率が牽引しているとジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)調査コーディネーターの Juliana Trece氏は指摘している。
今年7月の一般家庭の消費は、非耐久消費財及びサービス業部門の消費が牽引して前月比0.5%増加、前年同月比では3.6%増加、今年5月~7月の四半期の一般家庭の消費の伸び率は4.3%増加している。
今年初め7か月間の耐久消費財部門は継続して前年割れを記録した一方で、半耐久消費財は6月迄12か月間連続で増加していたが、7月は前月比マイナスを記録している。
7月の国内総固定資本形成(FBCF)部門は前月比マイナス0.8%、前年同月比マイナス0.7%、今年5月~7月の四半期の FBCFはマイナス0.7%を記録している。
今年7月の財・サービスの輸出は前月比1.6%増加、前年同月比4.7%増加、 今年5月~7月の四半期はマイナス0.7%、また今年7月の財・サービスの輸入は3.4%増加、前年同月比12.3%増加、今年5月~7月の四半期は4.6%増加を記録している。