中古車スタートアップ企業Kavak社は8億1,000万ドルに達するクレジット枠調達(2022年9月20日付けヴァロール紙)

メキシコ資本の中古車販売のスタートアップ企業Kavak社は中古車販売の事業拡大のために、総額8億1,000万ドルに達するクレジット部門の資金調達に成功している。

中古車販売拡張のためのクレジット調達として、Kavak プラットフォームのファイナンス部門管理部門を担っている英国資本のHSBC 銀行から6億⒎500万ドル、 Goldman Sachs銀行は1億ドル、Santander 銀行から3,500万ドルのクレジット枠を調達している。

Kavak 社は、資金調達に成功した8億1,000万ドルに達するクレジットをラテンアメリカ地域での新規事業開発や中古車の在庫増加で一層のマーケットシェア拡大を図る。

メキシコ資本Kavak 社は2016年創業、顧客の50%はKavak 社のクレジットで中古車を購入、また顧客の40%は初めての中古車購入をしている。Kavak 社はメキシコ、ブラジル、アルゼンチン、チリ、コロンビア及びペルーで事業を展開しているが、最近トルコでも中古車販売事業に進出している。

創業者のアイルランド系のRoger Laughlin氏は、ヴェネズエラ生まれの若干37歳。Roger Laughlin一家は政治混乱が続いているヴェネズエラからアルゼンチンに移住、メキシコに住んでいた2016年に2人の友人と共にKavak社を設立した。

2021年に世界3位の中古車市場のブラジルに進出したKavak社は、ブラジルの中古車市場は伝統的に技術的保障やファイナンスで不透明な部分が多かったが、プラットフォームのユーザーの不安感を軽減するサービスやファイナンスを提供することで利用者を拡大している。

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