大銀行の銀行市場寡占化が減少(2022年10月6日付けヴァロール紙)

2021年のブラジル国内の5大銀行によるクレジット市場の寡占率は、前年よりも0.5%減少の78.7%と2018年以来継続して寡占化率が徐々に減少してきているとブラジル中央銀行の銀行経済レポート(REB)で判明している。

旧式の指標ではブラジルの5大銀行は連邦貯蓄金庫、ブラジル銀行、イタウー銀行、ブラデスコ銀行並びにサンタンデール銀行が占めていたが、新指標ではサンタンデール銀行はリストから除外されている。

2021年の協同組合、フィンテック、金融会社などの非銀行部門を含めた場合のクレジット市場の寡占率は、67.9% を占めているが、2020 年よりも 0.6 %減少している。

銀行の預金に関しては、5大銀行の銀行部門では75.9%、非銀行部門では 70% の寡占率を占めているが、5大銀行の総資産では、銀行部門全体の 74.9%、非銀行部門の 65.2% を占めている。

5大銀行の寡占率は銀行の全ての分野で低下がみられるが、特に銀行の預金分野での低下が顕著になっているとブラジル中央銀行の銀行経済レポート(REB)で判明している。

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