今年初め9か月間の化学製品輸入金額は625億ドルに達している(2022年10月7日付けヴァロール紙)

ブラジル化学工業協会(Abiquim)の発表によると、2022年初め9カ月間のブラジルの化学製品の輸入金額は、前年同月比47.4%増加の625億ドルを記録している。

今年8月及び9月の化学製品の輸入量は減少しているにも関わらず、化学製品の国際コモディティ商品価格高騰した影響で、化学製品の輸入金額は大幅に増加している。

今年9月の化学製品の輸入金額は前年同月比43.3%増加の一方で、ブラジルの化学製品輸出金額は、前年同月比30.6%増加に留まったために、化学製品の貿易赤字は拡大している。

今年初め9か月間のブラジルの化学製品輸出金額は、前年同期比33.0%増加の135億ドルを記録、化学製品の貿易収支は、昨年同期の463億ドルの赤字から490億ドルの赤字に増加している。

今年5月以降の月間平均輸入金額は70億ドルを突破しており、Covid-19パンデミック以前の月間平均輸入金額の2倍に相当する金額に増加している。

ブラジルの化学工業部門が成長するためには、安価な電力エネルギーや持続可能な成長率をつける価格競争力のある原材料の国内調達、税負担の軽減など一向に改善しないブラジルコストの軽減が不可欠となっている。

 

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