8月の一般小売販売量は前月比マイナス0.1%(2022年10月7日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間小売調査(PMC)によると、2022年8月の自動車や建材部門を除くインフレ指数を差引いた実質一般小売販売量は、前月比マイナス0.1%と3カ月連続でマイナスを記録、7月の実質一般小売販売量は、前月比マイナス0.5%を記録していた。

今年8月の実質一般小売販売量の前年同月比では1.6%増加、8月の過去12カ月間の累計一般小売販売はマイナス1.4%、今年初め8か月間の累計一般小売販売は前年同期比0.5%増加を記録している。

Valor Data社の29のコンサルタント及び金融機関対象の8月の実質一般小売販売量の前月比の調査によると、最高予想は1.4%、最低予想はマイナス1.6%、平均予想はマイナス0.5%であった。8月の実質一般小売販売量はCovid‐19パンデミック前の2020年2月の水準を1.1%上回っている。

今年8月の自動車及び建材を含む広範囲小売販売量は前月比マイナス0.6%、前年同月比マイナス0.7%、7月の広範囲小売販売量は前月比マイナス0.8%を記録していた。

今年8月の実質一般小売販売量の前月比のセクター別比較では、調査対象の8セクターの内5セクターで増加を記録、特に繊維・衣類・履物セクターは13%と二桁台の増加を記録、燃料・潤滑油セクター は3.6%、書籍・雑誌・印刷物・製本セクターは2.1%、家具・家電セクターは1.0%、ハイパー・スーパーマーケット・食料品・飲料・嗜好品セクターは2.0%それぞれ増加を記録している。

一方今年8月の実質一般小売販売量の前月比でマイナスを記録したセクターでは、事務用品・情報通信機器セクターは マイナス1.4%、日用雑貨・装身具類セクター はマイナス1.2%、医薬品・香水・化粧品・医療機器セクターはマイナス0.2%を記録している。

今年8月の広範囲小売販売のセクター別比較では、自動車セクターは4.8%増加、建材セクターはマイナス0.8%を記録している。

今年8月の一般小売販売の州別比較では、調査対象の27州のうち15州で増加を記録、特にパライーバ州は27.1%、ローライマ州3.9%、ブラジリア連邦直轄地は3.6%それぞれ増加を記録した一方で、セルジッペ州はマイナス2.2%、ロンドニア州マイナス1.9%、ペルナンブーコ州はマイナス1.7%を記録している。

 

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