2022年10月13日、環境委員会(秋山雄一委員長)主催のエタノール工場見学会が開催された。約40人が参加。
見学場所は在サンパウロ日本国総領事館の紹介でRaízen社のBioparque Costa Pinto(サンパウロ州ピラシカバ市)。
2グループに分かれてバスでサンパウロ市を早朝出発、正午前に現地に到着し、まずはレクチャールームに集まり、ペドロ・ミズタニ(Pedro Mizutani)Cosanグループ顧問が開会の挨拶をした後、桑名良輔在サンパウロ日本国総領事(商工会議所名誉顧問)、会議所環境委員会を代表して藤本敦副委員長(ホンダサウスアメリカ社長)が挨拶を行った。
続いてフランシス・ヴェルノン・クイーン・ネト(Francis Vernon Queen Neto)Raízen社副社長が第2世代エタノールやライゼン社の取り組みなどについて説明した。今回の見学会の使用言語はすべて英語だった。
Raízen社 は、石油元売会社シェルグループとブラジルの製糖大手Cosan社が共同出資して設立した合弁企業。現在35か所の拠点で砂糖、エタノール、バイオエネルギー、第2世代エタノール等を製造。サトウキビの搾り汁を原料とする従来 のバイオエタノール生産と並行して、セルロース を主要構成成分とするバイオマスを利用した第2世代バイオエタノールにより同じ総作付で生産性が50%上がり、カーボンフットプリントを35%減少することが可能となった。
昼食後、2グループに分かれてそれぞれサトウキビ畑(収穫デモンストレーション等)及び工場見学(バガス処理、発酵、蒸溜所等)を行った。
最後にレクチャールームでラップアップが行われ、藤本副委員長、桑名総領事よりミズタニ氏に感謝を表し、記念プレートが贈呈された。
Raízen や第2世代エタノール等について説明をするFrancis副社長
サトウキビ畑にて
工場をバックに記念撮影
ペドロ顧問(中央)に感謝プレートを贈呈する桑名総領事(左)と藤本副環境委員長