ウジミナス製鉄所の第3四半期の純益は66%減少の6億850万レアル(2022年10月28日付けヴァロール紙)

ウジミナス製鉄所の2022年第3四半期の純益は、前年同期比66.3%減少の6億850万レアル、前記同様に売上は6.55%減少の84億3,000万レアルに留まっている。

また同社の今年第3四半期の税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので、総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示す(Ebitda) は、前年同期比65.5%減少の8億6,690万レアルを記録している。

同社の今年第3四半期の純益及び売り上げが減少した要因として、今期の鉄鉱石の国際コモディティ価格は、前年同期比で大幅に減少、また鉄鋼製品の販売量も減少を記録している。

今年第3四半期のファイナンス決算は、昨年同期の4億2,000万レアルの赤字から一転して1億7,100万レアルの黒字を計上している。

今年9月末の同社の純負債総額は、前四半期比111.8%増加の9億6,450万レアル、特にレアル通貨に対するドルの為替の変動で運転資金は8.2%減少の51億レアルとなっている。

今年第3四半期の粗鋼生産は前年同期比28.5%減少の66万トン、圧延鋼生産は15.0%減少の103万トン、鉄鋼製品販売は11.9%減少の104万トン、国内販売は14.0%減少した一方で、自動車業界向けは2.0%増加、製造業部門向けは8.0%増加していた。

ウジミナス社の今年第3四半期の鉄鉱石生産は前年同期比並みの251万トン、今年初め9か月間の鉄鋼製品販売は7.0%減少の224万トン、今年第4四半期の目標鉄鋼製品販売は、85万トン~95万トンを見込んでいる。

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