9月の製造業部門の雇用、売上及び設備稼働率は前月比割れを記録(2022年11月4日付けヴァロール紙)

ブラジル全国工業連盟(CNI)の発表によると、2022年9月の製造業部門の売上、雇用並びに設備稼働率は前月比割れを記録、一方、労働者の給与と収入は4か月連続で増加し、今年初め9か月間のうち7か月間で増加している。

今年9月の製造業部門の生産指数は減少したにも関わらず、プラスの影響を与える可能性のある要素として、工業製品の消費を維持できるようにする人口所得の継続的な再構成や、市場の混乱を緩和するサプライ チェーンの再編成、生産コストに対する圧力の軽減などプラスに作用すると、CNIエコノミストのラリッサ・ノッコ氏は指摘している。

今年9月の製造業部門の売上は前月比マイナス0.2%を記録したにも関わらず、2021年11月から増加傾向を示しており、前年同月比では7.9%増加を記録している。

また今年9月の製造業部門の雇用は前月比マイナス0.4%と2カ月連続で減少を記録、2020年下半期から継続する雇用増加からリズムは減少しているものの前年同月比では0.6%増加している。

今年9月の製造業部門の労働者の総収入は前月比0.3%増加して4カ月連続で増加を記録、今年5月から9月までの累積増加率は前年同期比5.5%増加、前年同月比では6.4%増加を記録している。

また今年9月の製造業部門の労働者のインフレ指数を差引いた実質賃金は、前月比0.7%増加と4カ月連続で増加を記録、前年同月比では5.8%増加している。

今年9月の製造業部門の労働者の平均労働時間は前月比マイナス1.1%を記録したが、2021年以降の労働時間は増加傾向を示している。前年同月比の労働時間は3.3%増加を記録している。

今年9月の製造業部門の設備稼働率は前月比マイナス0.1%の80.2%を記録、2021年3月以降の設備稼働率は80%を上回ってCovid‐19パンデミック前の水準を上回っている。

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=51271