最終フォーカスレポートは来年のインフレ及び金利を上方修正(2022年11月21日付けヴァロール紙)

21日発表のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートによると、今年のブラジルの正式なインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の5.82%から5.88%に上方修正している。

また2023年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想4.94%から5.01%に上方修正した一方で、2024年のIPCA指数は前回同様3.50%に据置いている。

今年末の政策導入金利(Selic)は前回同様13.75%の据え置いたが、2023年末のSelic金利は前回予想の11.25%から11.50%に上方修正、2024年末のSelic金利は前回同様8.00%に据え置いている。

10月末に開催された中銀の最後の通貨政策委員会(Copom)では、Selic金利は9月と同様に13.75%に据え置かれたが、12月6日及び7日に開催される次回の中銀の通貨政策委員会(Copom)でもSelic金利は、13.75%に据え置かれると予想されている。

連邦政府の今年のインフレの中央目標値3.5%、許容範囲値の±1.50%、2023年の中央目標値は3.25%、2024年の中央目標値は3.00%に設定されている。

今年のGDP伸び率は前回予想の2.77%から2.80%若干上方修正、2023年のGDP伸び率は前回同様0.70%据置、2024年のGDP伸び率は1.80%から1.70%に下方修正されている。

ブラジル地理統計院(IBGE)の9月初めのGDP伸び率発表によると、2022年第2四半期の国内総生産(GDP)伸び率は、1.2%増加の2兆4040億レアルと昨年第3四半期から4回連続で増加を記録している。第3四半期のGDP伸び率は12月1日の発表が予定されている。

今年末のレアル通貨に対するドルの為替は前回予想のR$5.20からR$5.25に若干下方修正、2023年末はR$5.20 、2024年末は前回予想のR$5.15からR$5.20%と若干下方修正されている。

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