ブラジル中央銀行の統計によると、今年初め9か月間の海外での e-commerceによる小口の輸入総額は84億9,000万ドルと前年同期の39億2,000万ドルの2倍以上の伸び率を記録して、今年の貿易収支の黒字幅を下げる一因となっている。
今年9月末の過去12か月間の海外からの累計オンライン輸入額は102億4,000万ドルの一方で、今年初め9か月間のブラジルから海外へのオンライン輸出額は28億9000万ドルと前年同期の15億3,000万ドルの2倍弱に増加している。
ブラジル中央銀行では、郵便または宅配便でブラジルに到着または国外に出入りする国際注文を含む小額の輸入または輸出は支払容易な商品販売と見なしているが、 郵便による個人向け一般的な輸入は、1回の輸入金額は3,000ドルに制限されている。
中央銀行のデータによると、Secexでは今年の貿易黒字を 570 億ドルと見込んでいるが、今年9 月の 12 か月間の暗号資産取引は68.6 億ドル並びに e-commerceによる少額の国際商取引 は66.4 億ドルとそれぞれ大幅な赤字を計上している。
コンサルタント会社テンデンシアス社のシルビオ・カンポス・ネト氏は、暗号通貨とe-commerceによる少額の輸入増加は、税制優遇措置の変更後の新しい現象は経済的要因に沿ったものであるとコンサルタント会社テンデンシアス社のシルビオ・カンポス・ネト氏は指摘している。