スエーデン系スカニアグループ傘下の輸送ロディスティック企業 LOTS社は、ラテンアメリカ地域での事業拡大で、ブラジル国内に2023年に総額2億3,000万レアルの投資を計画している。
現在同社のラテンアメリカ地域を牽引するブラジルでは、鉱業市場への参入を模索することに加えて、国内事業の収益の 3 分の 2 を占める砂糖部門への事業拡大を積極的に展開する。
LOTS はすでにチリで鉱物部門で事業を展開しているが、鉱物資源大手のヴァーレ社などを擁するブラジル国内での鉱業部門への事業参入を虎視眈々と狙っている。
LOTS はブラジル国内での事業拡大は持続的成長を基本としているにも関わらず、ポートフォーリオ拡大のための新事業参入時には企業の買収や合併もオプションとして視野に入れている。
LOTS社は2016年にスカニアグループの小事業部門として設立され、スカニアグループにとって戦略的な役割を担う事業であり、技術が物流輸送市場で進歩するにつれて、業界は変革を遂げ、サービスの提供が強化されると予測されており、LOTS社は物流輸送部門でのマーケットシェア拡大を狙っている。
LOTS社はブラジル及びチリ以外にもカナダ、米国に進出して物流輸送部門での事業を拡大しており、ペルー、ドイツおよびオーストラリアでの物流輸送部門への進出を計画している。
LOTS社の今年のブラジルでの売上は前年比94.0%増加に相当する2億2,500万レアルを見込んでおり、ブラジルの売上は全体の3分の2に相当。2023年の世界の売上は5億レアル、そのうちブラジルでの売上は3億3,000万レアルを見込んでいる。