エコノミストは今年第3四半期のGDP伸び率を0.6%増加予想(2022年11月28日付けヴァロール紙)

ヴァロール紙及びブラジル地理統計院(IBGE)の統計を基にした75金融機関のエコノミスト対象の調査によると、2022年第3四半期のGDP伸び率はサービス部門及び雇用部門が牽引して、前四半期比0.6%増加を予想しているが、今年第2四半期のGDP伸び率1.2%増加の半分に留まると予想されている。今年第3四半期の正式なGDP伸び率は12月1日にブラジル地理統計院(IBGE)から発表される。

また71金融機関対象の今年第3四半期のGDP伸び率は前年同期比3.6%増加が予想されているが、今年第2四半期のGDP伸び率は前年四半期比3.2%増加であった。

昨年第4四半期以降の各四半期のGDP伸び率は平均1.0%増加した要因として、高止まりする国際コモディティ価格、covid-19 パンデミック対応のワクチン接種拡大による経済活動の活性化、現役サラリーマンの勤続期間保障基金(FGTS)預金の特別引出許可、年金・恩給受給者の13ヶ月サラリーの早期支給とC6銀行チーフエコノミストの Felipe Salles氏は指摘している。

米国の金利引上げ、ヨーロッパのエネルギー供給問題、中国のcovidゼロ政策の継続並びに国際コモディティ価格の減少開始などの要因で、今年下半期のブラジルのGDP伸び率シナリオは前回の予想を下回るとSalles氏は指摘している。

今年第3四半期のGDP伸び率は前四半期比0.6%増加、そのうち鉱工業部門のGDP伸び率は0.3%増加、今年は1.4%増加、前記同様のサービス部門は0.8%増加、今年1年間では3.7%増加、農畜産部門は2.0%増加、マイナス0.1%が予想されている。

また前記同様住宅投資、設備投資や公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)部門のGDP伸び率は1.3%増加、今年はマイナス0.2%、一般家庭消費は0.6%増加、3.5%増加、政府支出は0.6%増加、1.2%増加、輸出は3.0%増加、2.9%増加、輸入は3.7%増加、マイナス0.8%が見込まれている。

 

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