ブラジルの10月の財政プライマリー収支は270億レアルの黒字計上(2022年11月30日付けヴァロール紙)

30日のブラジル中央銀行の発表によると、ブラジルの2022年10月の財政プライアリー収支は270億9,500万レアルの黒字を計上したが、昨年10月の財政プライアリー収支黒字353億9,900万レアルよりも80億レアル以上下回っている。

今年10月の財政プライアリー収支黒字270億9,500万レアルには、中銀、国庫庁並びに社会保障院(INSS)で構成される中央政府及び州政府並びに市町村で構成される地方政府が含まれるが、ペトロブラス石油公社や公立銀行のブラジル銀行及び連邦貯蓄金庫などの収支は含まれていない。

今年10月の中央政府の財政プライマリー収支は302億4,400万レアルの黒字計上した一方で、地方政府の財政プライマリー収支は38億6,100万レアルの赤字を計上、連邦公社も7億1,100万レアルの赤字を計上している。

今年10月の過去12か月間の累計財政プライマリー収支はGDP比1.82%に相当する1,730億5,400万レアルの黒字を計上、9月の過去12か月間の累計財政プライマリー収支はGDP比1.93%の黒字を計上していた。

また今年初め10か月間の累計財政プライマリー収支は1,578億9,600万レアルの黒字を計上したが、昨年同期の累計財政プライマリー収支はCOVID-19パンデミックの影響で僅か495億7,000万レアルの黒字に留まっていた経緯があった。

10月の利払いを含むインフレ指数を差引かない名目財政プライマリー収支は、144 億 7,400 万レアルの赤字を計上したが、前年同月の250 億 1,400 万レアルの赤字よりも減少している。

今年10月の過去12か月間の累計財政プライマリー収支はGDP比4.21%に相当する4,000億9,700万レアルを記録したが、9月の累計財政プライマリー収支のGDP比4.36%よりも減少している。

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