ブラジル地理統計院(IBGE)の鉱工業部門生産調査(PIM-PF)によると、2022年10月の鉱工業部門生産量は前月比0.3%微増、8月のマイナス0.6%、9月のマイナス0.7%から反転して増加を記録している。
Valor Data社の33金融機関対象の今年10月の鉱工業部門生産調査では、最低予想はマイナス0.5%、最高予想は1.4%増加、平均予想は0.2%増加であった。
10月の鉱工業部門生産量は前年同月比1.7%増加、今年初め10か月間の累計生産量はマイナス0.8%、過去12カ月間ではマイナス1.4%、Covid‐19パンデミック前の2022年2月との比較では依然としてマイナス2.1%、過去最高を記録した2011年5月との比較ではマイナス18.4%と依然として大幅な落ち込みを記録している。
今年11月の鉱工業部門の部門別生産量では、資本財部門は前月比マイナス0.4%、前年同月比マイナス0.2%、前記同様に耐久消費財部門はマイナス2.7%、11.8%増加を記録している。
また鉱工業部門生産の55%を占める中間財部門生産量は0.7%増加、1.9%増加、非耐久消費財部門は0.3%増加、0.4%増加を記録している。